きらり動物病院|浜松市浜名区|犬・猫・うさぎ・ハムスターなど診療

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診療案内

皮膚疾患
痒がる、赤い、毛が抜ける、しこりがある

皮膚疾患
かゆみなどの皮膚炎の治療で来院される件数は非常に多くあります。かゆみの原因として寄生虫、細菌、真菌などの感染、食べ物や生活環境中のアレルゲンによるアレルギーなどが考えられます。
かゆみの治療は、お薬を必要としない生活を過ごせるようになることを目標に行っていますが、治療効果が得られるまでには時間を要します。飼い主様に今は何を目的として治療しているのかを説明して治療目的を常に共有しながら治療を進めていきます。

また皮膚にイボやしこりがあることに気づいて、来院されるケースも多くあります。それが腫瘍の場合、良性か悪性かを判断するには病理検査が必要になります。
孤立した小さな皮膚腫瘍の場合では、全身麻酔をせず局所麻酔下でレーザーメスを用いて切除することが可能ですが、細胞診で悪性を疑うものや大きなものでは、全身麻酔下での切除が必要となります。悪性を疑う腫瘍を切除する場合では、腫瘍組織の周囲に正常組織をつけてなるべく大きく切除することで外科切除後の悪性腫瘍の再発を防止します。 またリンパ腫などには抗癌剤を用いた内科治療も行っています。

その場合、腫瘍組織の周囲に正常組織をつけてなるべく大きく切除することで外科切除後の悪性腫瘍の再発を防止します。
またリンパ腫などには抗癌剤を用いた内科治療も行っています。
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皮下腫瘍の術前写真

消化器疾患
吐く、下痢する、お腹を痛そうに丸める

消化器疾患

嘔吐や下痢などの消化器症状の診断には、飼い主様からの情報が非常に重要になります。
まず稟告と身体検査から動物の状態を把握します。状態によっては、血液検査、レントゲン検査、エコー検査などを行い症状となる原因を調べ重症度も把握します。
慢性嘔吐や慢性下痢の症状では、正確な診断のために内視鏡検査が必要となることがあります。消化器症状は、腎臓病など消化管以外の様々な臓器の疾患においても起こりますので、原因や重症度などから治療法を選択し加療します。

呼吸器・循環器疾患
咳をする、呼吸が速い、イビキがうるさい

呼吸器・循環器疾患

呼吸器や循環器に問題があるときは、咳が出たり、開口呼吸や息が荒いなどの息苦しそうな症状をすることがあります。
問診や身体検査、視診、聴診、レントゲン検査などから症状の原因を調べると同時に重症度を判定します。呼気時と吸気時とで気管・気管支径が変化する気管・気管支虚脱のような動的変化を伴う疾患を疑う場合では、透視検査も行い診断します。また心臓に問題がある場合では、血圧測定やエコー検査などを行って血行動態を調べたり、不整脈がないか調べるために心電図検査を行います。

近年、人気犬種のフレンチブルドッグやパグなどの短頭種では、鼻の穴が狭くなって常に苦しそうな呼吸をすることがあります。
ご自身の鼻を軽くつまんで呼吸してみるとよく分かりますが、吸気時に自然と吸気圧が上昇し、また吸気時間も長くなって息苦しくなります。
外鼻孔が狭窄した短頭種ではこの状態が常に続いており、息苦しい症状は慢性進行性に悪化するため早期の治療が勧められます。治療は、鼻の穴を広げる外鼻孔拡張術と喉にある軟口蓋か伸びていれば軟口蓋切除術も行って息の通りを良くします。

泌尿器疾患
何回もトイレに行く、血尿がでる、おしっこがでない

頻尿や血尿が認めれるときは膀胱炎を疑います。膀胱内に形成された結晶や結石が原因で膀胱炎が起こることがあります。
また膀胱炎に腎盂腎炎が併発していたり、中高齢の動物では膀胱腫瘍が原因で血尿が認められることもあります。尿検査、レントゲン検査、エコー検査などで原因を調べて診断・治療します。
結石や膀胱腫瘍などが認められる場合では、それらが原因で尿道閉塞になることがあるため、排尿障害が起きていないかを確認することが非常に重要です。
また腎機能が低下した動物に、多飲多尿が認められることがあります。多飲多尿は、糖尿病など他の疾患においても起こりますので、尿検査や血液検査などによる鑑別診断が必要です。
腎臓は、肝臓などの臓器と違って破壊されたら再生できない組織なので、残存機能を温存させることがとても重要です。

膀胱結石
摘出された膀胱結石